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COLUMN

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全部使いきれれば。。

こんにちは。開発部のTです。
今後、不定期にこのコーナーにコラムらしきもの(ブログ?)を書くことになりました。
技術的に深いところは他のサイトの方が詳しいかもしれないので、ここでは電池の技術についてゆるく書いていきます。
よろしくお願いします。

いきなりですが

みなさんはウルトラマラソンをご存じでしょうか。
言葉の定義としてはフルマラソンの距離(=42.195km)を超えるランニング大会のことをそう呼びますが、一般的には70~100kmの
大会が多いという印象です。(中には100マイルとか250kmとか500km超とかいう大会もありますが。。)

 

私もこれまでに100kmとか200kmを超える距離の大会に出走したことがありますが、ほぼ例外なく途中で内臓がやられて嘔吐します。
そうなると食べ物も飲み物も受け付けなくなってカラダに力が入らなくなり、結果として歩くことしかできなくなってしまいます。
気持ちも脚もまだ元気なので、そっちも使い切れるともっと達成感が味わえるかもしれません。
なんとももったいない話です。

そろそろ電池の話をしないと(汗

そんなもったいない状態が直列接続した電池でも起こり得ます。

3本の直列接続した電池(セル)を絵に描いてみました。オレンジ色が残量のイメージです。
新品のころは残量が揃っていても、特性のばらつきや局所的な温度の違いによって、使っているうちに残量がセル間でばらつくことがあります。
これらがリチウムイオン電池だとすると、残量が0になる前に(過放電になる前に)放電を止めないと危険です。

 

一般的な電池パックは各セルの電圧を監視し、残量が少なくなった(と判断した)ところで放電を止める保護機能を内蔵していますが、上の絵の
ように残量がばらついた状態のまま放電すると、電池Aが最初に放電停止の電圧に達し、保護機能が放電を停止します。
電池BやCの残量はまだ残っているのに、です。

 

こんなもったいない状態を解消するのがセルバランスです。
詳しい内容はこの動画あたりがわかりやすいかもしれないのでここには書きません。

もちろん、弊社製のリチウムイオン電池パック にはこのセルバランス機能も搭載していますよ o(^-^)o
安心してお使いください。

 

私のカラダにもセルバランス機能がついていたらなあ…

まあ、脚の残量を内臓に流し込むイメージは湧きませんが(-_-
トレーニングあるのみですね。

 

※ちなみに記事一覧にあるこの記事のサムネイル画像は、生成AIに「直列接続した電池」と入力して描いてもらったものです。
なかなかイメージ通りの画像は描いてもらえません(-_-;