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ギアの紹介とトラブルシューティング事例(その3)

こんにちは。開発部のTです。
また半年とか空けると良くないと思い、頑張ってコラムを追加することにしました(-_-;

今回紹介するギアはマイコンです

モニタICに並んで重要な部品で、BMSの制御を司るいわば頭脳ですね。
弊社では主にルネサスのRL78/G13を使用しています。
後継機種のRL78/G23も出てしまいましたが、省電力でとりあえず今のところは機能的にも何とか事足りているので、これを使い続けています。

さて、何から語ればよいものやら

汎用部品ということで、いろいろとトラブルも起きています。
部品の特性上、基本的にはプログラムのバグということになりますが、ひょっとしたらうっかり陥ってしまうような(実際陥った)トラブルを
いくつか挙げてみましょう。

① EEPROM ICと通信中、マイコンがリセットしてしまう
EEPROMの中身をダンプしていたときに発生。原因はウォッチドッグタイマの作動でした。
時間がかかる通信では、WDTが動作する前に周期的にWDTのリスタートをかけておかないといけないと学びました(-_-

② EEPROM ICに所望のデータが書き込めない
使用したEEPROM ICは、ページと呼ばれる単位(今回は64byte)で中身が区分けされていたのですが、
その境界を越えて書き込もうとしてしまっていました。
ICはデータシートをしっかり読んで理解してから使わないといけませんね(-_-;

 

他にも細かいトラブルとして、
・SPI通信できない → リトルエンディアン・ビッグエンディアンが逆だった
・UART通信できない → ボーレートが間違っていた
・CAN通信できない → CSの間に複数のSPIコマンドを実行しようとしていた
とかいうこともありました。。
まあ人間ですからミスはするものです。(開き直り)

今回もランナー読者のためのギア紹介

今回紹介するギアはゼッケンベルトです。
ゼッケン(最近はナンバーカードとかビブスとか言われてますが)はTシャツに安全ピンなどで取り付けるのが一般的ですが、
一晩超えるなど長い時間かかるようなレースだと、上に物を着たり着替えたりすることがあります。
その時に写真のようなベルトを使って腰にゼッケンをつけると便利です。
各社から販売されていますが、私はインナーファクト製のものを使用しています。お手頃価格で品質が良いです。

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